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『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズで知られるベセスダ・ソフトワークスが贈る新作RPG。
今作は広大な宇宙を舞台にしており、100以上の星系、1000以上の惑星を歩き回ることができる。
各惑星には様々な特徴があり、大都市があり比較的住みやすい惑星、重力が弱くジャンプすると高く飛べる惑星、動物が存在しない極寒の惑星など様々な惑星が存在する。
メインのストーリーとしては、銀河中の貴重なアーティファクトを探す宇宙探検家集団「コンステレーション」の一員となり、アーティファクトの謎を解明していく、というもの。
メインのストーリー以外にも様々なミッションがあり、様々な勢力に属しながら進めていくもの、町の人のお願いを解決していくもの、入手アイテムから突発的に発生するものなど全て把握するのは難しいほどのミッションが存在する。
戦闘は銃撃戦が主で、ピストル、ショットガン、ライフルなどを用いて敵対組織や原生生物、ロボットなどと戦うことになる。
武器や防具などの装備にはハクスラ要素があり、レアな能力持ちの装備は敵ドロップで入手できることも多い。
スキルを強化することで装備のカスタマイズも可能で、性能を強化したり、セミオートとフルオートを切り替えたりということも可能。
このゲームの醍醐味の1つとして宇宙船カスタマイズがあり、兵装や貨物の増設だけでなく、かなり自由な見た目にカスタマイズが可能。
見た目パーツ1つから自由に組み合わせられるので、宇宙船の見た目に凝りたい人には嬉しい要素。
（店やミッションでテンプレートを入手することももちろん可能）
プレイ時間
85時間ほど。メインミッションは途中まで、勢力ミッションは全クリア、レベルは42。
良かった点
ロールプレイが楽しい
レンジャー勢力に属して悪いやつを成敗したり、海賊組織に潜入して壊滅させたり、企業同士のスパイ活動に加担したりと、様々なロールプレイを楽しむことができる。
会話の選択肢の自由度が高いこともあり、自身の選択によって結果が変わる体験をさせることができていて素晴らしかった。
武器のハクスラ、カスタマイズが楽しい
たまに敵が強い武器をドロップしたりして、武器を更新していくのが面白い。
そもそもの武器種にもいくつか種類があって状況によって使い分けたり、スキルによって徐々にカスタマイズできる範囲が広がるのも楽しい要素。
気になった点
序盤の退屈さ
序盤はメインストーリーの「コンステレーション」に所属していく話を進めていくが、ここがいまいち感情移入しづらくまた自由度も低い段階のため、かなり退屈に感じた。
様々なミッションが突発的に湧いてくると徐々にロールプレイにハマっていけるのだが、ここに辿り着くまでに何度かやめてしまいそうになった。
不便で見づらいUI
UIを見やすく便利にするMODがランキング上位に入るくらいUIが見づらく機能不足。
特にインベントリUIは重量制限があって頻繁に荷物整理をする関係上、使いづらさが目立ってしまいストレスだった。
同じような惑星が多い
1000以上の惑星があるといっても、星系の中に火星のような惑星、水星のような惑星、木星のような惑星などがだいたい1つはある感じで、星系ごとにあまり変わり映えがしない印象。
このあたりはもう少しバリエーションがあると新鮮さが違ってくるので惜しい部分。
総評
ベセスダの新作として満を持して登場したが、期待値の高さと序盤のつまらなさもあってSteamの評価は賛否分かれる。しかし、一度ロールプレイにハマってしまうと中々やめられない魅力があるように感じた。
様々な勢力に属してのロールプレイをやってみたい方にはおすすめできる作品。
【個人的評価】89
