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天変地異が起きたハイラルを救うため、「空」「大地」「地底」を冒険する『ゼルダの伝説』シリーズの最新作。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』系統の続編とも言える作品。
前作と同様、オープンワールドのフィールドを探索しながらストーリーを進めていく。
今作では従来の地上フィールドに加えて「空」と「地底」のフィールドも存在しており、前作を遥かに超えるボリュームとなっている。
固有アクションも一新され、より複雑でパワフルなアクションが登場。
「ウルトラハンド」「スクラビルド」「トーレルーフ」「モドレコ」の4つを駆使して探索を進めていく。
プレイ時間
15時間ほど。へブラ地方の神殿に辿り着いたところまで。(かなり序盤)
前作『ブレス オブ ザ ワイルド』は4体の神獣解放までプレイ。
良かった点
「空」「地上」「地底」で構成させるフィールドの多彩さ
前作を超える要素としてすごくワクワクさせられた。
空にある浮島、地上から続く洞窟など多彩なロケーションを探索できたのが新鮮だった。
気になった点
難易度がやたらに高い
全体的に難易度がかなり高く感じた。
以下、各要素の所感。
- 戦闘
- 炎を出す武器持ちなどやたら強い敵が多く感じた
- ウルトラハンドやゾナウギアをうまく使う前提の難易度かもしれないが、理不尽と感じることが多く、あまり楽しいとは感じられなかった
- 祠
- 序盤の祠から謎解きが全く分からない箇所が多くあった
- これもゾナウギアの使い方がいまいち分からないことも多く、かなりストレスだった
- ボックリン運搬
- コログ要素の1つ、これも祠と同様、ウルトラハンドとゾナウギアをうまく使わないとクリアできないものが多く、めんどくさいが勝ってしまう場面が多かった
- 神殿
- 道中も含めてアクション、謎解き両方で難しく、中々先に進めない箇所が多くてストレスだった
難易度が高いこと自体は悪いことではないが、その要因が攻略法が分からないことにあることが多かったため、かなりストレスが溜まってしまった。
入手してもあまり嬉しくないアイテムが多い
オープンワールドのフィールドで様々なアイテムが配置されているのにも関わらず、入手してもあまり嬉しくないアイテムが大半を占めているように感じた。
以下、10時間プレイ時点での感覚。
- 食べ物系
- 回復手段。料理する必要があるため手間に感じる
- 敵ドロップ系
- スクラビルド用素材 or 薬用素材
- スクラビルドは操作性も相まって正直めんどくさい。薬も料理と同じでわざわざ作る必要があるため手間に感じる
- 矢
- 攻撃手段。弓は強いため一番安定して嬉しい
- 鉱石系
- 宝箱と鉱床からよく出る、比較的高く売れるがそこまで嬉しくない、何に使うかよく分からない
- 武器
- 消耗品かつ持てる数が限られているため選別が必要
- 選別やスクラビルドの手間も考えるとめんどくささが勝ってしまう
- ゾウナギア
- 正直どう使えばいいか全く分からなかった
リンクの永続的な強化としては、祠クリアによるハートとがんばりゲージの増加、防具の入手、コログの実によるポーチ増加くらいなので、ほぼ全てのアイテムはリンク自体の永続的成長には一切関わらないことになる。よって、ほぼ全てのアイテムは回復手段もしくは消費型の攻撃手段になるが、アイテムをこれらに変換するのも手間なことが多いため、めんどくさいが勝ってしまっている印象だった。(料理、スクラビルド、矢に付けるアイテムを選ぶ、など)
嬉しいアイテムがない=あらゆる障害に対するご褒美がほとんど嬉しくないということになるので、フィールドに様々な障害が点在するこのゲームではかなり致命的であると感じた。
その他細かい点でのストレス
- スクラビルドがめんどくさい
- ポーチの中から素材を選べないため一度地面に置く必要がある
- ウルトラハンドの操作性
- 回転が2軸でしかできないため思ったように回転するのがかなり難しい
- 素材カテゴリのアイテムが多すぎる
- 前作からではあるが、料理とスクラビルドに対応する素材が多すぎるため目的のものがかなり選びづらい
- 矢に付ける素材も多すぎて選びづらい
総評
前作『ブレスオブザワイルド』からパワーアップした作品ではあるが、アクションの高度化による難易度の高さもありプレイを断念してしまった。
また、ご褒美のアイテムが嬉しくないこともあり、様々な障害へのモチベーションも終始低かった。
様々な部分で不親切でかなりもったいなく感じた作品。
【個人的評価】85