奇妙な生き物”スパーク”の力を借りて、モンスターとの戦闘や生産の自動化を行うアクション要素のあるシミュレーションゲーム。
プレイヤーは村人から与えられる様々なクエストを
スパークの力を借りてクリアしていくのが目標になる。
戦闘であればスパークに指示を出してモンスターを攻撃したり、アイテムの納品であればスパークをうまく配置して量産のラインを組むことで、素材の採集→加工→納品までを自動で行ってくれるようになる。
スパーク自体も素材から量産することができ、どんどんスパークを増やし様々なアイテムの生産の自動化を進めていくのがこのゲームの特徴である。
マップは自動生成で、ワールドを生成するたびに素材やバイオームが毎回違った形で配置されている。
また、グラフィックはかわいくデフォルメされた3Dグラフィックとなっている。
プレイ時間
15時間ほど。
メインクエストを9割ほど完了。
早期リリース版をプレイ。
良かった点
スパークがかわいい
戦闘、生産、運搬などあらゆることをしてくれるスパークだが、何をさせてもかわいい。
かなりピクミンを意識した作りになっており、あらゆる場面でかわいさを感じさせてくれるようになっている。
ただスパークのデザインでいうと、最初のきりかぶスパークがかわいさのピークだったのは残念。
スパークを利用した独特な自動化
同じ自動化ゲームのFactorioと大きく違う点として、運搬がベルトではなくスパークを使って行われるという点が挙げられる。
道を常に往復することによって運搬を行うため、道が長いと無駄が発生しやすかったり、道を分岐・交差させることが必要だったりと、Factorioと違った考え方を要求させられて新鮮な体験だった。
高低を生かした自動化
高低を利用したライン作成もFactorioにない部分。
高所で生成したアイテムをジップラインで低地に運び、それをまた昇降機で崖上へ運び…というラインを組むことが可能で、見た目にも派手で見ているだけで楽しい気分になれた。
気になった点
中盤以降の新しいスパークの性能
スパークの種類は徐々に新しいものがアンロックされていくが、中盤以降の新しいスパークは性能がパッとしないものが多く、あまり嬉しさを感じないものが多かった。
(終始使用していたのは割と序盤で解放できる、くらふとスパーク、はいたつスパーク、ばっさいスパークだった)
一部素材の生産が完全自動化できない
スパークの量産に必要になるエーテルのかけらが、敵を倒すか宝箱からしか手に入らず、完全な自動化ができないのが残念。(実は自動化する方法があるのかもしれないが見つけられず)
探索や戦闘を行わせたいという意図は感じるが、自動化を楽しむゲームとしては中途半端なものに感じてしまった。
途中からスパークを連れ歩いている意味が薄くなってくる
自動化のためにラインを組む時間が多くなっていくと、スパークを連れ歩いている意味が薄くなっていくのが残念。
また、運搬ラインにスパークを配置するときに連れ歩いているスパークを投げる必要があるが、これだけのために連れ歩きスロットに移すのがめんどくさく、さらに連れ歩いているせいでラインが見えづらくなっていくだけになるのが遊びづらさを増しているように感じた。