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【ゲーム感想】ユニコーンオーバーロード

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仲間を増やしながら部隊を強化していき、一国の王子として部隊を率いながら、ゼノイラ帝国に支配された自国を取り戻すことを目指すシミュレーションRPG

プレイヤーは各地の村や町を回りながら、仲間を増やしたり、名声を上げたりして戦力を増やしていく。
各国の解放を進めていき、最終的には自国をゼノイラ帝国の支配から解放することがこのゲームの目的となる。

戦闘システムは、1パーティ最大5人までの部隊に指示を出し、各地の拠点の制圧や敵大将の撃破を目指すRTSリアルタイムストラテジー)形式。
各部隊の移動はリアルタイムで進行するが、ポーズ→考えて各ユニットに指示を出す→ポーズを解除して様子を見る、という流れなのでじっくり考えながらプレイできる。

部隊と部隊がぶつかるとバトルシーンに移行するが、このバトルシーンは全てオートで進行する。
各キャラクターが順番にスキルを使用し、どちらかが全滅するか、スキルを使用可能なキャラクターがいなくなったらバトル終了という形式。
部隊の編成と相手との相性によって勝敗を大きく変わるため、どのキャラクターを部隊のどの場所に配置するか、相手側のどの部隊にぶつけるかという戦略が大事になってくる。

グラフィックは美麗な2Dグラフィックで、物量とクオリティが凄まじい。
60種類以上のキャラクターがLive2Dで動いておりかなりの作りこみが感じられる。

プレイ時間

30時間ほど。
3つ目の国の中盤あたりまで進行。

良かった点

バトルの戦略性の高さ

各キャラクターのスキルや装備を考えたり、そのキャラクターをどのキャラクターと組み合わせるのかを考えるのが楽しい。
上記の要素と前衛と後衛の要素もあって膨大な組み合わせを実現しており、どういう編成をするのが強いのかを試しているだけですぐに時間が経ってしまう。
また模擬戦があることによって、どのくらい強い組み合わせができたかをすぐに試せるのもよかった。

グラフィックの作りこみ

60種類以上のキャラクター、戦闘背景、食事イラストなど、とにかくその物量とクオリティが凄まじい。
キャラクターのパターンも多く、高い没入感を維持したままプレイできる。

気になった点

全体を通してのストーリーの薄さ

推奨レベルはあるものの、攻略順が自由というシステムなこともあり全体を通してのストーリーの薄さは気になった。
一応目的地はあるのだが、そこに向かうまでにいる敵やクエストをなんとなくクリアしていくだけ、という印象になってしまっているのが少しもったいなく感じた。

砦解放クエス

上記のなんとなくクリアしていくだけのクエストの中に、目的の町を制圧すれば終わりという砦解放クエストというものがあるのだが、これがストーリーが一切ないかつどこの町もワンパターン、しかも数がかなり多いのが気になった。
戦闘を楽しむ以外の要素がなくかなり作業感が高いため、徐々に退屈に感じるようになってしまった。

総評

オートながら高い戦略性を実現した戦闘システム。
グラフィックも凄まじい量と質でクオリティが高い。
RTSやデッキ構築ゲームが好きな人には文句なしにおすすめできる作品。
【個人的評価】90