lime雑記

ゲーム開発、その他雑記。

【ゲーム感想】オクトパストラベラーⅡ

store-jp.nintendo.com
前作からさらに進化したHD-2Dグラフィックで描かれたRPG

ゲームの流れとしては、前作同様フィールドを移動しながら町を巡り、
8人の旅人それぞれの物語を進行していく。
バトルも前作同様コマンドバトル形式で
キャラそれぞれのジョブに応じた技や、ブレイク&ブーストシステムを駆使して戦っていく。
グラフィックはドット絵で描かれたキャラクターや背景を、3D空間の中に落とし込んだHD-2Dと呼ばれる見た目で、キャラクターの等身が上がっていたり、カメラワークの使い方がダイナミックになっていたりと、前作より進化したグラフィックでプレイすることができる。

プレイ時間

85時間ほど。メインストーリー全クリア、サブストーリーほぼ全てクリア。
裏ボスは未撃破。

良かった点

ストーリー

8人の旅人それぞれのストーリーもよかったが、その後のエクストラストーリーでそれぞれの旅での伏線が全て回収されていくの素晴らしかった。

ロード画面の演出

ロード画面のアイコンがいつ間にか少しずつ変わっている演出がめちゃくちゃ不気味でよかった。
エクストラストーリーに入った時に全てが繋がった感じがしてかなりゾクゾクさせられた。

バトルの面白さ

バトルは前作同様、ブースト&ブレイクの戦略性のあるバトルを楽しめた。
弱点を予想したり、シールド枚数と行動順からブースト量などの戦略を考えたり、いかに火力が出る技で一気にダメージを与えるかなど、戦略を練りながらバトルするのが面白かった。

旅人8人での会話イベントが見れる

前作では一部キャラクター同士の掛け合いイベントはあったものの、8人で会話するようなイベントはなかったため、8人で旅している感じは薄かった。
しかし今作ではエクストラストーリーでではあるが、8人で会話して旅を振り返るようなイベントが存在し、8人で旅している感がより感じられて感動した。

BGM

前作同様、BGMが全体的に素晴らしかった。
特にボス戦のBGMはボス戦に入る前の繋がりまで含めて、前作に負けず劣らずのクオリティになっていたと感じた。

気になった点

一部の技やサポートアビリティ強すぎる

傭兵呼びやけしかけるなど、一部の技がかなり強く、戦略の幅を狭めているように感じた。
特に上記の技は事前準備をしないと強くならないタイプの技なため、プレイスタイルによって使いづらさが変わってくる技というのもバランスの悪さを感じる要因に感じた。
また、サポートアビリティに関しては先駆け、BPプラスが飛びぬけて強く(しかも比較的序盤で入手可能)、この2つは全キャラクターにまず付ける、くらいのバランスのためこちらも幅を狭めているように感じた。

学者の弱体化

前作の学者(魔法要因)がかなり強かったため、今作ではかなり弱く感じてしまった。
事前準備の割に与えるダメージが物理系に劣る場面がかなり多かったため、どうしても使いづらさを感じざるを得なかった。

上級ジョブの弱さ

こちらも前作に比べて弱く感じてしまい残念だった。
前作はどの上級ジョブも通常ジョブよりも明らかに強いレベルでまとまっていたが、今作ではうまく使えない上級ジョブも多く、入手した嬉しさを感じにくいように感じた。

裏ボスが強すぎる

今作では、ラスボスとは別に裏ボスが存在するが、その裏ボスがあまりにも強すぎて倒すのを断念してしまった。
ラスボスをほどよい難易度で倒したレベルではまず歯が立たず、なおかつ特定の技(上述の特段強い技)をうまく使用しないとクリアが困難なバランスになっているように感じた。

総評

前作からの正当進化という感じで、前作が楽しめた人はプレイして損はないように思う。
ただ個人的には戦闘周りのバランスが前作の方がよかったような気がしたので、そこが少し残念だった。

【個人的評価】90