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【ゲーム感想】Slay the Spire

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デッキをビルドしながら先に進んでいくローグライクゲーム

このゲームはボス戦までのエリア数が決まっており、以下のエリアを進みながらデッキを作っていく。

  • 敵(撃破でカード、お金、ポーションがもらえる)
  • 強い敵(撃破でカード、お金、レリックがもらえる)
  • 商人(お金でカード、ポーション、レリックが買える)
  • ?(ランダムでイベントが起こる)
  • 休憩(HPを30%回復 or カードの強化ができる)
  • ボス(各レベルの最後に位置する、倒すと次のレベルへ)

上記で作ったデッキを駆使して各レベルのボスを撃破するのがこのゲームの目標である。

敵やボスとの戦闘はデッキを使用して行う。
プレイヤーはターン開始時にデッキから5枚のカードと3のエナジーを得て
そのエナジー分のカードを使用することができる。
プレイヤーがターンを終えると敵のターンになり攻撃などの行動を行う。
これを繰り返し、敵を全滅させたらその戦闘は勝利となる。

HPがなくなりゲームオーバーになるとそれまで構築したデッキなどはリセットされ
また最初からスタートになる。
ただ、プレイしていくと新しいカードやキャラクターが解放されていき
次のプレイに変化が伴うようになっている。

プレイ時間

10時間ほど。初期キャラクターで3層のボス撃破まで。

良かった点

シンプルなルール

1ターンにエナジーの数に応じたカードを使用し敵を倒す、というルールが分かりやすくとっつきやすかった。
また、飽きさせないようにカード効果などが徐々に複雑なものになっていくのもいいバランスだと感じた。

ゲームバランス

少し難しめではあるが絶妙なゲームバランスで、カード戦略やポーションを駆使してギリギリいけるかもしれないと思えたことが多くてよかった。
また、運要素もかなりある(と思わせてしまう)ことで、次はいけるんじゃないかという気持ちにさせられるのもやめどきが分からなくなる要因になった。

1プレイが気軽にできる

ローグライク系全般に言えることではあるが、1プレイが1時間~2時間と比較的短いため、気軽にプレイできるのがよかった。

気になった点

後半に解放されるキャラクターの難しさ

ゲームに慣れるにつれて効果が徐々に複雑になる点はよかったのだが、後半に解放されるキャラクターの特徴が難しく、うまく使いこなすことができなかった。
うまく使えば初期キャラクターよりも強い動きができるような気はするのだが、難易度の上げ方が操作性の悪さを上げているだけのような感じがしたのが残念だった。

ボリューム

奥の深さ、やりこみ面まで考慮するとボリューム不足ということはないのかもしれないが、やることやステージ自体はずっと変わらない(キャラクターが変わるだけ)ので、その部分で少し飽きが早く来てしまったように感じた。

総評

このゲームに影響を受けたゲームが数多く出るのも納得できる面白さ。
ローグライクが好きな人、カードゲームが好きな人でまだやっていない人はぜひやってみてほしい作品。

【個人的評価】91