lime雑記

ゲーム開発、その他雑記。

【ゲーム感想】TUNIC

store-jp.nintendo.com
store.steampowered.com

かわいらしい子狐のようなキャラクターを操作し、島のような世界を探索するゲーム。

最大の特徴としては、島のあちこちにこのゲームの説明書の断片が落ちていること。それを入手していくことによってこのゲームの目標や世界の秘密、ましてや新たなアクションの操作方法までもが説明書によって判明していくことになる。ただ、説明書の8割は読めない文字で書かれているため、得られる情報はかなり断片的なものになる。

このゲームの醍醐味は、説明書によって新たな気付きを得て、それによって見える世界が変わること。特にゲーム終盤の気付きと謎解きは自力で解けるとかなり気持ちいいと思うので、時間がある人は自力で解くのがおすすめ。

(ただ、最終盤の謎解きは本当に難しいのでどうしても無理なら少しずつ攻略をみるのもあり。自分はノーヒントでは到底無理でした)

一応アクションゲームなので、敵との戦闘もあり。ソウルライクのような一面もあり、ボス戦などでは意外と歯ごたえのあるバトルも楽しめる。バトルは本筋ではないのか、メニューから簡単に難易度下げや無敵モードのオンまでできるので、アクションが苦手な人でも楽しめそう。

見た目は3Dのクォータービュー(カメラ固定)で、ゼルダの夢を見る島のような雰囲気。ゲーム内におけるあらゆる雰囲気がきれいに表現されていて、画作りにものすごく力を入れているなと感じた。

プレイ時間

15時間ほど。謎解きを全て自力でやると+10時間くらいはいっちゃうかも…?

良かった点

グラフィック

きれいで雰囲気がよく表現されている。
場所によっては禍々しくなったり、神秘的だったりするのがよかった。

世界に散らばっている説明書

これによって新たな発見による気持ちよさが生まれていてよかった。

気になった点

ロードの長さ

道中のチェックポイント兼回復ポイントがあるのだが、そこでのロード時間がけっこう長く感じた。(Switch版でプレイ、Steam版は未確認)

最終盤の謎解きについて

かなり難しく感じたので、もう少しだけヒントがあってもいいなと感じた。

その他

細かい点を言えば、説明書のほとんどが読めない文字で書かれていたのはなんでだろう…とか、NPCも読めない文字で喋っていたけど結局なんだったんだろう…とか、世界観が非常によくできていただけに、どうしても細かい点が気になってしまうところはあった。

総評

総合的に見ればよくできたゲームだと思うので、ぱっと見でグラフィックを見て気になった人、謎解きが好きな人にはおすすめできるゲーム。

【個人的評価】88